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こんにちは、プロタイムズ徳島北店・高松木太店の明ホームプランです。

前回のブログでは、補助金や助成金についてご紹介しました。

お住まいの自治体によって違いがありますが、制約や事前の手続きや審査、詳細な報告も必要でなかなかハードルが高いように感じられたかもしれません。

もちろん使える制度を使わない理由はありません。弊社としても使っていただける補助金や助成金の手続きをお手伝いいたします。

しかし、

補助金に気を取られすぎて肝心の塗料については業者任せ・・・

とならないことが大切です。

塗料の選び方によって、次の塗装のタイミングが変わるからです。

耐久性の低い塗料は安いかもしれませんが、その分塗り替え時期が早まります。

その都度足場代もかかることを考えると、次の塗装までの期間を長くできるとコストパフォーマンスが上がります。

とはいえ、

いざ調べてみても、塗料のメーカーや種類がありすぎて、何を選べばいいかがよくわからない・・・

という方も多いと思います。

相談する施工会社によっては推しの塗料メーカーさんがあったり、なんとなく聞いたことのある塗料メーカーさんがいいのかななどと考えてみたり。

今回はメーカーには触れずに、

塗料はどのように分類されているか

を理解できるようにお手伝いができればと思います。

最初に全体像を示し、そのあと特徴や向いているケースまでを整理します。


🧱 外壁塗料の主要な分類(全体像)

外壁塗料は、

塗料の主成分である樹脂の種類で分類するのが最も一般的です。

主に5種類あるとお考えください。

だいたい価格と寿命は比例すると考えていただいていいと思います。

塗料の種類耐用年数の目安価格帯特徴
アクリル3〜7年安い発色が良いが耐久性が低い
ウレタン7〜10年やや安い密着性が高く扱いやすい
シリコン10〜15年中間コスパが良く最も普及
フッ素15〜20年高い高耐久・汚れに強い
無機20〜25年高い最高クラスの耐久性

塗装について調べ始めていらっしゃる方だと、聞いたり見たりしたことのあるものかと思います。

ここからご自宅の塗装に最適なものを選ぶ必要があります。


🎨 1. 成分での分類:最も基本的な分け方

先ほどの表をもう少し詳しく掘り下げます。

アクリル塗料

基本的な特徴

アクリル塗料は、アクリル樹脂を結合材として使用した塗料で、住宅の外壁や屋根、家具、工業製品など幅広い用途に用いられています。学生の頃にアクリル絵の具を使ったことがあるでしょうか?粘度や性質が違いますが、アクリル塗料とは兄弟のようなもので、用途によって使い分けるくらいの差です。

水でのばすことができる水性タイプは臭いが少なく乾燥が早いため、室内作業やDIYに適しています。溶剤型(油性・シンナーなどで溶かす)は付着力や耐水性に優れ、既存塗膜や金属などの下地にも使用可能で、初心者でも扱いやすいものです。

メリット

  • 価格が安い    
  • 色の発色が良い    
  • 色の種類が多い
  • 乾くのが早い

デメリット

  • 耐久性が低い(傷つきやすい)

用途

短期間だけ持てばよい仮設建物、イベント看板、室内の塗装など

※現在、外壁ではほぼ使われません。

ウレタン塗料

基本的な特徴

ウレタン塗料は主成分にポリウレタン樹脂を使用した塗料で、柔軟性があり光沢のある塗膜を形成します。ゴムのように伸縮性があるため、木材や金属の熱膨張、外壁のひび割れにも追従し、水の浸入を防ぐ効果があります。また、密着性が高く、鉄部・木部・塩ビなどさまざまな素材に塗装可能です。 

種類 

  • 水性ウレタン塗料:臭いが少なく室内作業に向く。乾燥・硬化は温湿度の影響を受けやすいが、施工性が良く安全性も高い。 
  • 油性ウレタン塗料:耐久性・密着性に優れるが、溶剤臭が強く室内で使用する時には換気や安全対策が必要。
  • そのまま使える一液性と硬化剤をまぜる二液性がある。

メリット

  • 柔軟性と弾力性:ひび割れや素材の伸縮に追従し、外壁や家具の補修に適している。 
  • 光沢と美観:塗膜表面にツヤを出しやすく、高級感のある仕上がりが可能。 
  • 密着性:金属や樹脂など異素材にも密着する。 
  • 防水・撥水性:埃や汚れが落ちやすく、家具や屋内設備にも適している。 
  • コストパフォーマンス:シリコン塗料より安価で、耐久性と仕上がりのバランスが良い。 

デメリット

耐久性は中程度(アクリルよりは長持ちする程度)

  • 紫外線による劣化:屋外での耐用年数はシリコン塗料より短く、黄変や色あせが起こりやすい。
  • 傷つきやすさ:柔らかい塗膜のため、表面が傷つきやすい。

用途

ウレタン塗料は外壁、家具、鉄部、木部、塩ビ製品、建具、手すり、床の防塵仕上げベランダ防水など部分塗装に幅広く使用されます。特に、柔軟性や密着性を活かして、補修や再塗装にも適しています。 耐久性・美観・施工性・コストのバランスが良く、屋内外問わず幅広い用途で選ばれる“万能中堅塗料”です。

シリコン塗料(最も人気)

基本的な特徴

耐候性: シリコン塗料は紫外線や雨風に強く、長期間にわたってその性能を保つことができる。一般的に、耐用年数は約10〜15年とされ、塗り替えの頻度を抑えることができる。 

低汚染性: シリコン塗料は表面が親水性で、汚れが付きにくく、雨水によって自然に洗い流されやすい。これにより、建物の美観を長期間保つことができる。 

耐熱性: シリコン塗料は高温に耐えることができ、200℃程度の高温環境でも使用可能な製品もある。 

コストパフォーマンス: シリコン塗料はアクリル塗料やウレタン塗料よりも高価だが、フッ素塗料や無機塗料よりは安価で、性能と価格のバランスが良好。 

多様なラインナップ: 水性・溶剤系、1液型・2液型など、さまざまな種類があり、用途に応じて選ぶことができます。 

メリット

耐久性と価格のバランスが良い(温度変化・紫外線・水分に強い)

  • 長持ちする美観: 艶のある仕上がりが長持ちし、外観を美しく保つ。 
  • 施工の柔軟性: 様々な素材に対応可能で、塗膜の密着性も良好。
  •  防カビ・防藻性能: 湿気の多い環境でも使用できる製品が多く、特に日本の気候に適している。

デメリット

フッ素・無機には劣る 

  • 臭い: 施工時に強い臭いが発生することがある。
  • 硬化時間: 塗膜が硬化するまでに時間がかかることがある。

用途

シリコン塗料は、耐候性、耐久性、低汚染性に優れ、外壁塗装に広く使用されている塗料です。

フッ素塗料

基本的な特性

フッ素塗料は主にフッ素樹脂を基材とした塗料で、紫外線や雨風に強く、化学的に安定した塗膜を形成します。塗膜の密着性が高く、長期間にわたり光沢や色を保持できるため、外壁や屋根、シャッターなどの劣化しやすい部分にも適しています。また、耐熱性や耐薬品性、防水性にも優れ、親水性により汚れを雨水で洗い流す効果もあります。 

メリット

高耐久、汚れに強い(フライパンのテフロン加工など)、紫外線に強い

  • 高耐候性・耐久性:外壁で15~20年、屋根で12~15年の耐用年数が期待でき、チョーキングや色あせが起こりにくい。 
  • 美観維持:光沢保持性が高く、長期間きれいな外観を保てる。 
  • 防汚・防カビ・防藻性:親水性により汚れが付きにくく、カビや藻の発生も抑制される。 
  • 耐熱・耐薬品性:太陽光や化学物質に強く、屋外・内装の金属部位にも使用可能。 
  • 長期的なコストパフォーマンス:メンテナンス頻度が少なく、サイクルコストを抑えらる。 

デメリット

価格が高い

  • 高価格:他の塗料に比べて材料費が高く、施工費も高額になりやすい。 
  • 施工条件の影響:下地や塗装条件の管理が不十分だと性能を十分に発揮できない。 
  • 環境への配慮:一部のフッ素樹脂は環境負荷が懸念される場合がある。 

用途

フッ素塗料は、外壁・屋根・大型建造物・航空機・金属設備など幅広い用途で使用されます。特に耐久性が求められる場所や、長期間美観を保ちたい建材に適しています。 

フッ素塗料は、単なる美観向上のための塗料ではなく、建物の保護とメンテナンスコスト削減を両立できる高性能塗料として選ばれています。屋根塗装にも最適です。

無機塗料(最高クラス)

無機塗料の基本的な特徴

  • 成分: セラミックやケイ素などの無機物を主成分とし、一般的には炭素を含まない材料で構成。これにより紫外線による劣化が少なく、長期間にわたって安定した性能を発揮。 
  • 耐候性: 紫外線や雨風に強く、耐候性が非常に高い。通常、20年程度の耐用年数を持ち、外部環境の影響を受けにくい。
  • 耐久性: 硬くて耐摩耗性に優れる。これにより優れた保護効果を発揮し、長期間にわたって美観を保つことができる。
  • 環境への影響: 無機塗料は、有機溶剤や揮発性成分を含まないため、環境に優しい。

メリット

耐久性が非常に高い、ガラスのような結合エネルギーで汚れに強い

  • カビやコケの発生が少ない: 無機塗料は栄養となる有機物が少ないため、カビやコケが生えにくい。
  • 低汚染性: 汚れが付きにくく、汚れが付いても水で流れやすい。

デメリット

・品質差:メーカーによって品質差が大きい

施工性::粉凝固や硬化が早く、作業時間や方法に制約が生じることがある。 コーキングの上などは割れやすい傾向。

価格:有機塗料よりも高価であり、施工コストが高くなる。 

用途

無機塗料は、耐候性や耐久性に優れ、環境に優しい特性を持つ塗料です。とにかく長寿命を求めるという場合には、最も強力な塗料と言えます。

これらの特徴を見てくると、シリコン以上の耐久性の塗料が一般的と言えます。

塗料の種類に加えて「機能性」をもたせているものもありますので、次はそちらを見てみましょう。


🧪 2. 性能での分類(機能性塗料)

塗料には樹脂の種類に加えて、付加機能での分類があります。

  • 遮熱塗料:太陽熱を反射し、室内温度の上昇を抑える
  • 低汚染塗料:汚れが付きにくい
  • 防カビ・防藻塗料:黒カビや緑色のコケが発生する、湿気の多い地域向き
  • 弾性塗料:ひび割れに追従しやすいのでモルタル壁向き

そもそもの成分の耐久性に加えて、家の立地や必要に応じた性能を選ぶことができます。

日当たりがいい → 遮熱塗料

道路沿いで埃や排ガスですぐに黒ずむ → 低汚染塗料

住宅密集地で日影が多い・川やため池が近くにあり湿気が多い → 防カビ・防藻塗料

道路沿いで振動がある → 弾性塗料

お家の置かれている状況に応じて、必要な機能性のある塗料を選ぶとよいでしょう。


🏠 3. 仕上げの質感での分類

見た目の違いという観点もあります。基本は艶あり単色ですが、次のように分類できます。

  • 艶あり:汚れに強く耐久性が高い
  • 艶消し:落ち着いた質感、高級感がある、和風住宅に人気
  • 多彩仕上げ:凹部凸部で色を塗り分けて石材風の立体感や高級感を出す
  • クリヤー塗料:もともとのサイディングの柄が気に入っている場合、それを残す透明の塗料

あまりにピカピカしすぎると安っぽく見えると感じられる方もいらっしゃいます。その場合、艶を抑えた「3分艶」なども人気です。同じ色でも艶ありと艶消しはかなり見え方が違います。また既存のサイディングが気に入っていてクリヤー塗装をした場合でも、もともとの色より濃く見える場合があります。仕上がりの状態をイメージして塗料を選ぶことも大切です!


💡 何を選ぶかのまとめ

目的別に整理するとこうなります。

目的向いている塗料
コストパフォーマンス重視シリコン
とにかく長持ちフッ素・無機
夏の暑さ対策遮熱塗料
外壁の柄を残したいクリヤー塗料
ひび割れが気になる弾性塗料

結論:何に重きを置くかで選ぶべき塗料は異なる!

・成分(耐久性)

・機能性(付加機能)

・仕上がりの質感(見た目)

塗料選びの際は、この3つを必ず確認しましょう。

この記事が徳島市・板野郡・鳴門市・東かがわ市・さぬき市・三木町・高松市で塗装をお考えの皆様に少しでも参考になればうれしいです。


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